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【前編】自己肯定感より大事な心理的解決法

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自己肯定感の高めなくても自然に上がる方法

「自己肯定感低めの人」が幸せになる方法
自己肯定感を高める習慣・考え方・子育て・コーチング
書籍、自己啓発セミナー、オンラインプログラムetc…

自己肯定感ブーム。
いろんな情報に溢れる中で、
結果、あなたの自己肯定感は本当に高くなっただろうか?

自己肯定感をなぜ高めたいのか?

そもそも、なぜ自己肯定感を高めたいのか?
後ほど説明するが
「動機・目的」にフォーカスすることはとっても大事。
自分の内側に意識を向けて聞いてほしい。
紙に書いてみてもいい。

Q1. なぜ、自己肯定感を高めたいの?

「もっと自分を好きになりたい」
「自信のない自分を変えたい」
「いつも落ち込みやすいから明るくなりたい」

Q2. 「自己肯定感が低い」自分ってどんなとき感じる?

「どうせ私なんか」
「自分には無理」
「何をやっても失敗して落ち込んでしまう」
「自分は生きる価値のない人間だと感じている」
「生きていてもしょうがないので死にたい」

いろんな人からこんな声を聞く。
あなたはどんな時に感じる?

「自己肯定感」が低いのではなく「自己否定感」が強い

心理セラピーではすべての「現実問題」を取り扱う。
クライアントはこう言う。
「”自分”を変えて人生をよくしたい」

一見ポジティブに聞こえるこの相談。
セラピストは必ず、現実問題の目的・動機をさらに聞くと…

「太っていて自分の身体が嫌いだから」
「自分の好きなことに挑戦できない自分に落ち込むから」
「いつも途中で諦めてしまう…そんな自分が嫌いだから」
「夫に(妻に)向き合えない。自分がきっとダメだから」

「”こんなダメな自分”を変えたい」

「自己肯定感が低い」ではなく、
「自己否定が強い(自己否定感)」という真意。

自己肯定感どんな自分にもマルをつけられる🙆
「ありのままの自分自身を肯定する感覚」のこと。
自分のダメなところも受け入れて、

自分の存在自体を否定しない。
失敗しても失敗する自分も受け入れられる。
自己否定感どんな自分にもバツをつけている🙅‍♀️
「ありのままの自分を受け入れらない感覚」のこと。
自分の前提が「ダメな自分」であり、

自分の存在自体を否定している。
失敗する自分も許せない。
【自己肯定感と自己否定感】自分の存在自体にマルができているか?

シンプルに言うと
「ありのままの自分」にマルができるか?それともバツしているか?

「ありのままの私でいい」

自分の胸に手を当てて自分に言ってみてほしい。
言ってみてどんな感覚がする?
しっくりきたり、気持ちが穏やかだったり、
その言葉に違和感がなければ
自分にマルをつけられているだろう。

ザワザワしたり、
受け入れられない感覚がある場合は
普段は気づかない
「自己否定している自分(自己否定感)」が
無意識に眠っているはずだ。

自分(顕在意識)は気づかなくとも、
あなたの無意識は答えを知っている。

【NETFLIX】嫌いな自分を変えたい女性たち

自分の人生に向き合うと、
自分が感じる「自分の見たくないもの」を突きつけられる。

「どうせ無理」
「自分を受け入れてもらえない」
「やっぱり、ダメだ」
「こんな自分が嫌いだ」
劣等感、自己卑下、自己否定、悲しみ、諦め、そして絶望…

あなたはそう感じたとき、
最終的にどう行動してる?

諦めるか、もしかしたら、
無意識に感じないようにして気づいていない。
コーチング、カウンセリングなど
利用する人もいるかもしれない。
心理セラピーは
「自己否定する自分をやめたい」
「人生が行き詰まっているとき」に
絶大な効果を発揮する。

今回は、ある映画を紹介したい。

Netflixのドキュメンタリー映画
「ストリップダウン&ライズアップ ーありのままの私ー」

最近流行りのポールダンス。
その先駆けとなった
ポールダンス教室「Sファクター」
創始者シーラ・ケリー。
教室の目的は「体に、自分に、自信を持つこと」。

ポールダンスクラスを通して
自分と向き合い乗り越えていく
女性たちのドキュメンタリーだ。
参加者は
「ポールダンスを通して自分を変えたい」と集まった。

心理セラピー的考察を入れながら
映画を紹介していく。

ダンス教室の過程の中で
心理セラピストとして気になる点や注意点がある。
これを押さえてほい。
何かに挑戦するときや自分に向き合うときに
もっと穏やかに人生が進むはずだ。

そして何より、心の専門家を持つこと。
誰もが”心理セラピー”を
定期的に「自分に向き合う」手段として
利用する一歩になったら嬉しい。

行動の「目的・動機」を探る

参加者はアメリカの各地から
様々な参加動機で入会した。

「太っているから恥ずかしい。鏡を見なくなった自分を変えたい」
「女性である意味がわからない」
「自分が正直嫌い」
「自分以外の女性が魅力的に見える。自分はそうじゃない」
「自分をセクシーに感じて、劣等感を捨てたい」
「身体の成長が早くて目立って『尻軽女』と呼ばれて
自分の身体を封印したの…」
「エリテマトーデス(膠原病)になってずっと動けなかった。動きたい」
「自分の肌色を受け入れたい」
「性的虐待を繰り返し経験して自分が誰なのかわからない」

「手放した多くのものを取り戻したい」

まず行動する前に「動機」を確認する

行動するとき必ず「目的・動機」がある
例えば、有名ギタリストが
「女子にモテたかったら」と不純な動機のように、
どんな行動にも必ず動機がある。

何事も初めてみないと
「面白さ」や「好きかどうか」もわからない。
だから挑戦することは、良いことでもある。

「目的・動機・何を得たいのか」紙やノートに書いてみるのはおすすめ。

  • なぜ始めたのか?どうしてしたいのか?
  • 誰かに言われて?それとも自分から?
  • 人に言われたなら、
    他人の意見で決めたのはどうしてか?
  • 「自分を変えたい」「自分を、人生をより良くしたい」
    自分は自分のことをどう思っているのか?(自分の前提)
    なぜ、変えたいと思っているのか?
  • それが叶えられたら、どんな感覚が得られるのか?
    安心?承認?自分に価値があると感じられる?
    嫌いな自分にマルつけられる?
  • そもそもそれはしたいこと?
    しなければならないと思っているか?
    (欲求がWANTかMUSTなのか)
  • 「しなければならないから」という場合はどうして?

何か始める・行動する前に
「動機・目的」を確認する

ただし、
「動機・目的」によっては注意が必要だ。
ある動機によっては、
そのまま行くと自分が苦しくなり、
せっかくの挑戦が自分を傷つけて終わることになる。

行動によって「何」を得たいのか?

人は必ず「何か」を得たくて行動する。
それは「感情・感覚」である。


次に大事なポイントがある。

動機、感情・感覚が
「ポジティブ」か「ネガティブ」なのか?

簡単に例えると、
日本人が得意な「本音と建前」だ。

学歴や肩書、権威が
他人よりとにかく欲しいとしたら、
建前は学歴や肩書き、
本音は「承認欲求や自己顕示欲」

一生一人は嫌だから、周りがしているからと
結婚を急ぐなら
建前は結婚や出産、本音は「安心感や保証」

心(無意識)の本音
「どんな感覚や感情を得たいのか」
あなたの”本当の動機”になる。

「今よりもっとよくなりたい」
「自分を変えたい」
この動機をきちんと探く掘り下げよう。

自分は自分のことを
一体、どう思っているのか?
「自分の前提」を探ってみる。

「自分が嫌だから」
「嫌いな自分を変えたい」

「自己否定感」があれば要注意だ。
参加者の入会動機を思い出してほしい。
「ポールダンスが好きだから、興味があるから」
ポジティブな動機はほぼいない。

劣等感、自己卑下、自分を受け入れられない…
ほとんどが「自己否定」からの理由だった。

自己否定を持ったまま行動するデメリット

「ダメな自分を変えたい」という
「自己否定感」からのネガティブな動機。
「ダメな自分」という前提の”無意識”が私たちを動かしている。

無意識は
私たちの思考や行動の
95%を占めている。顕在意識はたった5%…
自分の意思で行動しているようで
自分が気づかない無意識にコントロールされた
結果が「現実」となる。
下記は「無意識」についての詳細記事。参考に↓

あわせて読みたい
「人間関係の悩み」を根本解決する方法
「人間関係の悩み」を根本解決する方法
無意識下にある”ありのままの自分を受け入れられない”感覚

「自己否定感」持ったまま生きるデメリット

  • 挑戦してできないとひどく落ち込み、できない自分を非難する
  • 無意識にダメな自分を見たくなくて、過剰にやり続ける。
    一向に安心できない
  • やり続けたり、成果を出さないといけないと感じて
    休むことができない。くつろげない
    自己否定感から休もうとすると罪悪感を感じてしまう
  • 行動している時は忘れて自己肯定できても、それ以外の世界では
    自己否定している自分に気づく(参加した生徒の声)
    結局、根本解決にならない
  • 以上のことをすればするほど、根強くある
    劣等感・自己卑下・無価値観・自己否定感をより刺激する。
    やっても、やらなくても、休んでいても
    苦しい感覚に襲われる
  • 「ダメな自分」が許せないので、他人のダメな部分を見ると
    許せなかったり、非難・攻撃してしまう
    (退会した生徒がクラスを非難していた)

さらなる自己否定し続けて
「ダメな自分」の”強化行動”になる。

「やっぱり私はダメなんだ…」
「自己否定」の再確認になってしまう。

自己否定をさらに重ねることになり、
自分がもっと嫌いになり、
なかには自分自身を傷つけたり、
耐えられない場合は、命を落としてしまう可能性もある。
「自己否定」は強烈な

見えない心のナイフなのだ。

「自己肯定感が低い」ではなく
「自己否定」が真の問題。


行動だけ変えても苦しくなったり、
途中で嫌になってやめたくなるのは、
この見えない問題が隠れているからだ。

「自己肯定感が低いから、
自己肯定感上げる行動しよう」
安直で非常に危険な行為でもある。
自分を苦しめ傷つける行為になる。

「自己否定する自分」の心理的解決法

では、
無意識にある「自己否定感」をどうやったら
変えることができるのか?

コーチングは行動レベルでのアドバイスをする。

一方、心理セラピストは
行動レベルでのアドバイスは一切しない。
裏側にある「真の問題」を取り扱う。

今回の映画の場合、
「ポールダンスを上手くなって自分を好きになりたい」
ポールダンスの練習を増やそうとは言わない。

その裏側にある真の問題、
「自己否定感」

それに関わる不安や恐怖を取り扱う。
これを根本解決しないと
人生が本当の意味で、前に進まないからだ。


無意識(感情・感覚)を丁寧に取り扱い、
自己否定感がいったいどこからくるのか、
いわば”心の古傷”であり
心理療法で癒していく作業が必要だ。

前回記事で書いたように
「自分が嫌い」にも実は”心理的メリット”がある。
この点も忘れてはならない。
過去記事も参考にしてほしい↓

あわせて読みたい
【重要】「自分が嫌い」が実は得する心理
【重要】「自分が嫌い」が実は得する心理

そして無意識が癒されたとき、
あなたの「自己否定感」は薄まり、
結果、自己肯定感が緩やかに上がるのだ。

その”心の古傷”とは一体何なのか?
どうやって心理セラピストが
解決サポートしていくかは、
次回、後半記事にて書いていく。
ではまた


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その決意とあなたに寄り添い
心理セラピスト仙波レイナは
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仙波 レイナ | 心理セラピスト
仙波 レイナ | 心理セラピスト
REINA SEMBA | Psychotherapist
度重なる死別を経験して心理セラピーに出合う。行動しても変わらなかった仕事・恋愛・夢・人生が激変。ダイエット12キロ減 | 喪失体験から再生 | ブラック企業からホワイト転職 | クリエイティブ職起業 | LOVE♡JAZZ・AOR・映画・ART・京都 | ウサギと暮らす関西人
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