【重要】「自分が嫌い」が実は得する心理
![](https://freewing-psychotherapy.com/wp-content/uploads/2023/12/reina_psychotherapy_self-denail.png)
岡田斗司夫の斬新!サイコパス人生相談
「サイコパスおじさん」と呼ばれる
漫画評論家岡田斗司夫さん。
ガイナックスで
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」や「シン・ゴジラ」を手がけた
映画監督庵野秀明と仕事をしていた人。
庵野監督はジブリ映画「風立ちぬ」で
主人公の堀越二郎役の声を演じていた。
私はジブリ映画が大好きで
彼のジブリ考察動画を観たくて
Youtubeチャンネルをよく観ている。
![](https://freewing-psychotherapy.com/wp-content/uploads/2023/12/reina_psychotherapy_ghibli.jpg)
素人では気づかない宮崎駿監督の思想や
そこからくる裏設定、描写の意味も
事細かく解説してくれて映画を観直すと
深みが増す。
岡田斗司夫さんのYoutubeチャンネル
「サイコパス人生相談」は超有名。
今回紹介する動画は、
漫画家山田玲司さんのYoutubeチャンネルでの対談動画。
「究極の人間の悩み」を解決するには?
人間、特に日本人に多い
「自分のことが嫌い(自己否定)」という
究極の悩み。
根本解決に導く”あること”にまず気づくことを説明している。
聞いてほしいのは00:53-04:55の箇所だけで
いい。(下記はその内容の書き起こし)
《Youtube対談以下内容》 00:53-04:55
〜抜粋始まり〜
岡田斗司夫(以下O )
「自分のことが嫌いな人ってどういう心の中身しているの!すごい知りたい」
「なんでそんな奴がいるの!?って理解できない」
(こんなクレイジーから始まる…)
山田玲司(以下Y )
「メンタル問題をロジックで切るっていう
いつものヤツですよね(苦笑)!」
O
「人間は自分しか好きにならない生物だと
いう風にありとあらゆる宗教・哲学が言っているのに、
『隣人を愛せよ』って言ってるのに。
いかに他者を好きになれるのか、
いかに理解するかを全ての宗教・哲学が言っているのに
『自分のことが嫌いです』
人生相談の3通に1通がそれ。
何を言っているのかわからない」
Y
「そりゃ岡田さんはそうでしょ!!」
「岡田さん的回答はあるんですか?」
O
「君は自分が嫌いな筈はないから、」
「自分を嫌いだと思うことで
どんな『利得』”損得計算”が
心の中で働いているのか?」
![](https://freewing-psychotherapy.com/wp-content/uploads/2023/12/reina-psychotherapypsychological-gain.jpg)
「人間は根本的に損なことができない
生き物だから、ロジックで考えているから人間は病むんです」
Y
「ちょっと整理させてください!」
「自分のことを嫌いだって思っている人間は…??」
O
「自分のことを嫌いと思い込むことで、
その人は何か”得”しているんですよ」
「ところがそれは”主観的な得”で
あって、側から見たら損だ損だ!
と言われても本人の損得勘定がズレてるからわからない。」
「損得勘定をフラットにしてあげると、
自分のこと嫌いなんてまた言っちゃって
ってなるのではないかって(笑)」
Y 「えっそうか!その話面白いですね!」
〜抜粋終わり〜
「心理的なメリット」が人生スタックさせる
どうだっただろうか?
サイコパスおじさんの人生相談は
いつもこんな感じで(笑)、
「面白い!」と言うコメントもあるけれど、
メンタルをロジックで斬りつける
”共感力の無さ”に抵抗感が出た人も
少なからず、いたはず。(苦笑)
もし岡田さんがカウンセラーなら
共感という寄り添いもないから
私は行きたくない。(笑)
Youtuberと視聴者いう距離感で十分楽しい。
また、感情・精神面をそんな理屈で
あっさり終わらせられたら納得いかない。
そう感じる人もいるだろう。
それが「感情」だからである。
でも実は残念ながら、
このロジック
「心理的な利得(損得勘定)」が
もれなく全員に働いている。
心理学、心理セラピーの現場でも
証明されている。
じゃあ何故私たちは気づかないのか?
それは顕在意識にはない。
気づいていない世界=無意識にある。
だから、普段私たちが気づくわけがない。
無意識下からひょっこり顔を出して
私たちが確認できる表層部分が
「自分が嫌い」ということ。
心理セラピーではこの「利得」が非常に大事で
個人セッションでも無意識を探っていく質問で
丁寧に細かく聞いていく。
従来のカウンセリングは「傾聴」のみだが
心理セラピーでは
現実問題の「解決」サポートまでがゴール。
だから”共感(寄り添い)”だけでなく
”質問”をしていく。
心理的な損得勘定「利得」を掘り下げる
「自分のことを嫌い」だと
思い込むことで
本当に何か得られているのか?
あるクライアントを例に説明する。
クライアント(40代女性)
彼女は「自分のことが嫌い」と
いつも感じている。常に周りの人と
顔も成績も比較してしまい落ち込むことが多い。
いつも自信がなく自分で何かを決めることもできない。グズグズしてしまい、
母親に就職先も決めてもらうくらいだ。
恋愛も自分に強いコンプレックスがあり挑戦できないまま。
頑張りたいけど進めず人生が行き詰まっているとのこと。
心理セラピーでは無意識にフォーカスを当て
深く掘り下げる質問をする。
![](https://freewing-psychotherapy.com/wp-content/uploads/2023/12/reina-psychotherapy_session.jpg)
- 「自分が嫌い」いつ、どういうときに感じる?
→何をしてもうまくいかない時にダメな自分が嫌いと感じる - 「自分が嫌い」「自分はダメな人間」前提を持ってるのはなぜ?
- それはいつからそうなの?誰かに言われたの?
- 何がどうダメなの?
- 具体的に誰と比較してなの?
- 自分がダメと思ったら結局どうしてるの?
- 恋愛や好きなことしたいように挑戦したらどうなりそう?
このようにいろんな角度で彼女に質問してみると…
本人も普段考えていない深層心理が口から出る。
「ダメな人間でいたらこれ以上傷つかなくて済む」
「失敗せずに済み恥をかかないでいいし、母親から嫌味を言われない」
「仕事にも思いきり挑戦しないでいれば、実家に住んでいられる」
「しても失敗してダメな自分を更に見るだけ(自己否定)」
普段、嫌な感覚になったり落ち込んでいたが
「自分が嫌い」の裏側には、
心理的に得ていた「(彼女にとっての)利得」があった。
![](https://freewing-psychotherapy.com/wp-content/uploads/2023/12/reina-psychotherapybenefit.jpg)
- これ以上傷つくのを避けられる
- 恥をかかないで済む(恥の恐怖)
- 母親の小言・嫌みを言われないで済む
- 自分の人生や仕事を挑戦して自立しないことで
実家にいられる(お金の利得)
「自分が嫌い」ということを
手放すことは
これらの利得を手放すということになる。
恋愛に挑戦したら傷つくかもしれない。
人間だから恥をかくこともある。
母親とぶつかることにもなり、
自分で働いて完全自立しないといけなくなるのだ。
人生が「スタック(行き詰まり)」だったのではなく、
実は無意識下では「現状維持(保留)」を望んでいたのだ。
もちろん、彼女は気づかない。だって無意識だから。
「自分の人生を生きる」と決めることは
今まで目を向けなかったリスクや恐怖に
真正面に向き合うことになる。
本当の恐怖を、ここでようやく感じるのだ。
オススメ!「心理的利得」の本
実は「心理的利得」について詳しく書かれた本がある。
岡田さんのロジカル一刀両断斬り!ではなく(笑)共感・寄り添いながらも、
「心理的利得」について書かれた本であるので
安心して読んでほしい。
何十年も何千人ものクライアントの無意識を見て
たくさんの人の人生を変えてきた心理セラピスト、
専門家の著書である。
心理セラピスト 大鶴和江さん
「自分を縛る“禁止令”を解く方法
見えない「利得」に気づくと、すべての問題は解決する」
![](https://freewing-psychotherapy.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
※上記はAmazon画面(Kindle版もあるので海外在住の方もすぐ購入して読めます)
帯に書かれている
「なぜ、私にはいつも同じことばかり起こるのか?」
人間関係で起こること、
これまでの人生で起こった出来事、
似たような人間関係のトラブルや摩擦、
似たような感情が沸いて出てきたはず。
あなたにとって
一見嫌に感じる目の前の「現実問題」。
でも、
あなたにとっての「心理的利得」を
自分の「無意識」という裏側で握りしめていたことを
きっとこの本が教えてくれる。
また本のレビューは別記事に。
ではまた
「人生に向き合って現実問題を根本解決したい」
その決意とあなたに寄り添い
心理セラピスト仙波レイナは
心理面からアプローチして「現実問題」解決サポートします。
電話カウンセリングで
「まずは問題整理」から。
ご予約は下記ボタンから↓