モヤモヤする人の見えない攻撃への対処法【前編】
【モヤモヤ・イライラ】あなたを困らすズルい人
職場、PTA、ママ友、親戚の集まり、親子間で
「あの人に会うとなんだかモヤモヤする」
「あの人はいつもイライラさせる」
- 既読スルー・未読スルー
- 被害者ポジション
- 罪悪感で支配
- 無視
- 悪口を吹聴する
- 嫌味・嫌がらせ
- マウントする(学歴・お金・結婚・妊娠・出産etc…)
- 仲間外れにさせる、聞こえる程度に悪口を言う
こういうトラブルに遭ったことは?
「気のせいなのかもしれない(勘違いを疑う)」
「自分の心が狭いだけかもしれない(自分を責める)」
「自分の劣等感でそう聞こえるのかも…」
「言い返したらそんなつもりで言ってないと言われた」
「イライラする自分が良くない(罪悪感)」
あなたは
感じたモヤモヤをどうしている?
最終的にどんな行動している?
ニコニコごまかしてる?なかったことにしている?
「過去と人は変えられない」
それでも自分は変えられる。
でも、どうやったら対処できるの?
今回は相手の心理だけではなく、
そもそもなぜ自分が狙われるのか心理について、
その対処法が詰まった心理本の新刊も紹介する。
【日本人の裏文化】見えないズルい”攻撃”
外国人が見た!ここがヘンだよ日本人!
私の友人で国の某プログラムで
英語教師としてきたアメリカ人がいる。
生粋のシアトル育ちで大学で日本語を専攻したきっかけから
コロナ禍のタイミングで
応募者が激減したなか通過して内定先を蹴って
日本にやってきた。
赴任先の京都で再会しようと
ビールバーでふたり話していたとき
こんな話を聞いた。
職員室で息抜きがてら
同僚みんな盛り上がっていたとき
通り過ぎた日本人が
深いため息をつきながら
「賑やかでいいですねぇー」
吐き捨てるように言われた瞬間、
彼は言葉と裏腹の本音を感じた。
「うるさい。黙ってろ」
彼は私にビール片手に興奮しながら
「出た!日本人だ!日本の文化だ!
俺、日本にいるなー今!って感じた!」
「アメリカ人なら直接言うよ!
なぜ日本人は”本音”を直接言わない!」
【受動攻撃】不満を間接的に伝える攻撃
分かりにくいような攻撃で
人をモヤモヤさせたりイライラさせる。
不満や怒り、憎しみ、イライラを直接伝えない。
実はこのような分かりにくいコミュニケーション術は
昔からあり心理用語にきちんと定義が存在する。
自分の欲求不満
不安
イライラ
満たされていない感覚を
間接的に相手にをぶつけて解消する行為のこと。
自身の単なる主張ではなく
相手の感情や行動を”促す”手段として
相手を不作為に動かすこともできる。
盛り上がっていた友人たちが
本音を察して黙ったように。
見えないように
人をコントロールすることもできるのだ。
日常でわかりやすく例えると
京都弁で言うところの「イケズ」
京都の都市伝説。訪問したお客様に
「ぶぶ漬け、どうどす?」
と”促す”言葉。
言葉の裏腹に存在する本音
「はよ、帰れ」
このように裏腹の言葉を使って
相手に罪悪感や劣等感を感じさせたり
無視したり、
悪口を吹聴されて周りを巻き込んでじわじわいじめたり
人によって手段は様々だ。
特に私たち日本人はこのコミュニケーションを使う。
優しい人が騙される理由は”幼少期”
無意識にしている人との関わり方の癖
じゃあなぜ私たちは気づかないのか?
アメリカ人はいち早く気づけた。
もともとダイレクトに言い合う文化圏だから。
私たち日本人は日常生活で
本当は言いたいこと
好き・欲求・想い・本音・主張・したいことすべて
直接的ではなく、間接的に伝える
無意識のクセがある。
言葉を濁して伝える。
これを利己的な攻撃に使うと「受動攻撃」になる。
「不倫は文化だ」と言った俳優もいたが、
「受動攻撃は日本文化」かもしれない。
日本人のコミュニケーション手段として
なっている以上、
自分も使っている可能性がある。
はっきり言えないとき、
自分はどんな状態か、
最終的に相手にどうしてるか
振り返ってみるのもいい。
受動攻撃に遭いやすい人の特徴
この受動攻撃によく遭う人は
”優しい人”ばかりだ。
心理セラピーでも多くのクライアントが相談にくる。
特徴(無意識の癖)として
- いつも笑顔で接する
- 相手の期待に応えようとする
- 人に対して一生懸命になる
- 自分より他人を優先する(自己犠牲)
- 相手の要求に断れない
- 言いたいことが言えない
- 自分のことになると遠慮してしまう
- 断ると嫌われてしまう・嫌な気分にさせると思い込んでいる
優しい人は相手の気持ちや言動を優先してしまう。
その結果、受動攻撃をする人たちは
本人が気づかないうちに
優しい人の心理的境界線(バウンダリー)に
すでに踏み込んでいる。
「心理的境界」とは自分と他人との
見えない心の境界線のこと。
自分と相手との心理的距離がわからない場合に起こる。
対人関係で苦しくなる原点は”幼少期”
じゃあ、
境界線がなぜわからないのか?
いつから相手の侵入を許しているのか?
相手の要求、攻撃、
存在を飲み込んでまで苦しくなる感覚、
相手を自分の境界に踏み込ませる関わり方、
”負の生き方”をいつからしているのか?
心理セラピーでは
クライアントにこの苦しい感覚や関わり方を
掘り下げるように質問する。
「自分が断ると申し訳ないから」
「期待に応えたいから」
「断ったら嫌われそう」
「期待に応えなかったら嫌な顔されそう」
「受け入れなかったら攻撃されそう」
現実の相手は
まだ嫌ってもいない。
世の中みんな、嫌な顔する人ばかりではない。
その”思い込み”はいつから?
過去に
誰に嫌な顔された?
攻撃してきたのは誰?
必ずたどり着く先は
「幼少期」
あなたの無意識の心象風景
元となる原体験
原家族との関わり方。
掘り下げると静かに見えてくる…
両親との関係で
子どものときに感じた
不安や恐怖
モヤモヤしたり、イライラするのは
無意識のサインだ。
もう相手は境界線に踏み込んで
全て受け入れてしまっている。
心理的境界線が全くない状態
この原点は
幼少期の親との関係性・関わりで決まる。
なぜ苦しいのにそんな関わり方をしているのか?
それにはそれぞれ持つ
無意識の心理的意図がある。
感じたくない不安や
起こってほしくない恐怖から
自分を守るため無意識に避ける。
恐怖を避けると同時に
境界線を踏み込む相手に我慢して
受け入れることで
得られたもの、感覚や感情が必ずある。
「心理的利得(メリット)」だ。
「期待に応えれば認めてもらえた(賞賛・承認)」
「我慢して受け入れたら許してもらえた」
「言いなりになればその場の平穏を得られた(仮そめの安心)」
この心理的利得があるからこそ
我慢できていた。
というより、
心理的利得を掴んで
我慢して相手を飲み込むまで
受け入れることを
自ら選んだのだ。
【オススメ新刊】見えないずるい攻撃心理への対処本
「イライラさせる人」「モヤモヤさせる人」
この人たちは一定数いる。残念ながら親も…
人を変えることはできない。
避けて生きることもできない。
過去の生き方を変える道はある。
心理セラピーはそのサポートをする。
「もう自分の境界線を踏み込ませたくない!」
「自分の人生を変えていきたい」
生き方の根本を変えようと決意したあなたを
サポートしてくれる新刊が出た。
数万人のクライアントをサポートしてきた
心理セラピスト大鶴和江さんの新刊
「既読スルー・被害者ポジション、罪悪感で支配
「ずるい攻撃」をする人たち」
著者:大鶴和江
心理セラピスト 大鶴和江
Youtube https://www.youtube.com/@yourexcellence
株式会社ユアエクセレンス yourexcellence.jp
(社)日本リトリーブサイコセラピー協会 jnpta.com
カズ姐さんのブログ ameblo.jp/yourexcellence
カズ姐さんのツイッター twitter.com/yourexcellence
インスタグラム instagram.com/kazue.ohtsuru
現実問題では
行動では限界がある場面に必ずぶち当たる。
相手にも確かに問題がある。
だがこの本をきっかけに
自分の人生に向き合い、
心理的要因が解決して
現実問題が軽やかに変わるサポートになることを
心理セラピスト一同、
あなたを応援しています。