依存症

【吉本芸人から学べ!】ギャンブル依存の解決策は快感原則

rei-therapy222

依存症?「やめたいのにやめられない」心理

あなたが解決したい
「やめたいのにやめられない」は何?

ギャンブル依存
パチンコ依存

買い物依存
アルコール依存

推し活依存
ホストへの売り掛けが払えない(ホス狂い)
浪費癖がやめられない

”行動レベル”で変えられなかった
行動を変えてもまた元に戻ってしまった。
「やめようと思っているのにやめられない」

いろんな依存症。

変えられなかったから、
浪費も変わらず、借金も消えない現状。
頑張ろうとしても変えられない
自分に嫌気がさす。
現実に虚しくなってくる。。

「私の人生、このままで終わるの…?」

決してあなたの「意志が弱い」のが理由ではない。
頑張るところ、意志を使う場所を間違っているだけである。
じゃあ、どうしたらいいのか?

買い物依存、ギャンブル依存症などの
浪費癖がやめられないクライアントも
「心理セラピーの対面個人セッション」を利用する。

今回の記事で、心理セラピーを新しい解決手段として考えてほしい。

リアル借金大王!ギャンブル吉本芸人の替え歌。

私の大好きな漫画の一つ
青木雄二著「ナニワ金融道」。

今回はドラマ化でテーマソングになった
ウルフルズ名曲「借金大王」から
ギャンブル依存・買い物依存で浪費癖が治らない、
借金を重ねてしまう心理を見ていく。
(※原曲はYoutube「ウルフルズ 借金大王」で検索してほしい)

ギャンブラー芸人「粗品」Youtube

吉本興業の芸人コンビ霜降り明星の
「粗品」さん。
ウルフルズの名曲「借金大王」を替え歌にして
自身のアンサーソングとしての配信が話題になった彼。

この替え歌の歌詞が、
ギャンブル依存などに陥る人の心理が絶妙に歌われている。
あなたも聞きながら、
ある歌詞に「ギャンブル依存症」の心理描写が垣間見える。
以下引用歌詞から探してみてほしい。

粗品Youtubeチャンネル「【借金替え歌】借金大王【粗品】」

「借金大王」替え歌 by粗品 

〜歌詞引用〜
俺たちが消費者金融から
初めて金借りる時
本当はあるのに家に固定電話ないって嘘つく

金無くなって友達から
生活費を借りる時
借りた数時間後には
無意識に北斗座ってる

いい加減にしろ
訳分からん利子
知らない番号からの電話は出ないぜ

返さんでええやろ
返さんでええやろ
明日返さんでも おう 借りた金
返さんでもええやろ

〜歌詞引用終わり〜

Thinking Time!
替え歌を聴いてどこに心理が隠れているか
わかっただろうか?

行動させる衝動”無意識と脳”の仕組みを知る

今回ここで取り上げる歌詞は

「”無意識”に北斗座ってる」

ちなみにこの北斗というのは
札幌〜函館間を結ぶ特急北斗のことではない。
粗品が借金返せなくて、
北海道に飛んだわけではない。
「ぱちんこCR北斗無双」パチンコ機種の名前。

生活費のためと友だちにお金借りたのに
「気づいたら(無意識に)、パチンコ台の前に座ってた」という意味。

ギャンブル好きや
借金や浪費癖がやめられない人には
共感してしまうこの心理。

「気づいたら〜してしまう」
「頭でわかっているのにやめられない」


気づいたら甘い物に手を伸ばしている。
(←ダイエットあるある)
頭でわかっているけれどお酒がやめられない。
(←過去の私)
これと同じレベルで
粗品さんは無意識に北斗の前に座っているのだ。

ギャンブル依存症の症状として

  • ギャンブルしないと落ち着かない。イライラする
  • ギャンブルをやめようとしてもうまくいかない
  • 興奮する感覚を追い求めて、掛け金を増やしてさらにギャンブル
  • ギャンブルするために、借金するまで賭けてしまう
  • つらい気分やストレスを紛らわすためにする
  • 負けた金額をギャンブルで取り戻そうとする
  • ギャンブルを隠すために、嘘をつく
  • 他人に金を無心するようになる

粗品さんの各動画を観ててもいくつも当てはまる。

今までのやり方では解決できない。
違ったアプローチをしていくのが必要である。
そのために依存症の仕組み
「脳と無意識の世界」を理解しよう。

【脳の仕組み】”ドーパミン中毒”でやめられない

マウスを使った有名な研究でわかっていること。
脳には「脳内報酬系」と名付けられた神経回路がある。
神経伝達物質「ドーパミン」はそこで放出され回路が活性化する。
運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。

ドーパミンの役割は
「やる気」を出させてくれる興奮物質。
放出されると、多幸感、快感、ポジティブ・意欲的にさせてくれる。
日常を支えてくれる反面、過剰に出ると依存症に繋がる。

パチンコには「ドーパミン」が出るいろんな仕掛け・演出がされている。
ある神経科学博士の記事では
ユーザーが狙うパチンコの値
「期待値」
(いくら勝っていくら負けるのか仮想収支)
この値が高い機種ほど
ドーパミンの放出総量が多くなるような見せ方・演出が上手い。

期待値50〜75%が「ドーパミン総量」が最も多く
「人気機種『北斗無双』は、最高期待値のリーチが60%で規定値の設定も絶妙」
と説明されていた。

そりゃあ、粗品さん、
無意識に北斗に座る訳だ。

ドーパミンが出る瞬間は
「大当たり」が出た時だけでなはい。

ドーパミンが放出されるタイミングは2種類。

  1. 「報酬」が得られたとき
    食品・アルコール・セックス・薬物など「快感」を得たとき
    →パチンコでは「大当たり」が出たとき
  2. 「報酬予測」
    報酬がもらえそうだと期待・予測したとき
    →パチンコだと「激アツリーチ」がきたとき

以上のように、たとえ大負けした日でも
「激アツリーチ」「先バレモード」や

「確変(確率変動)」で
ドーパミンは放出されてしまう。

「興奮」「多幸感」「やる気」「意欲」…

「快感」という報酬をすでにもらっているのだ。
現実は負けていても、脳内はずっとフィーバー中だ。

パチンコがやめられないというより
快感がやめられないのだ。


そして、フィーバー中の脳内は勘違いを起こす。
「もう少し…」「明日こそ勝てる」そして通い続ける。

この「ドーパミン中毒」の仕組みについては
オススメ本があるので別記事で紹介する。

【快感原則】無意識に”不快”を避けて”快”を得る

快感がやめられない。

パチンコに勝つ快感よりも
「嫌なことを忘れられた」「気分がスッキリした」快感のほうが、
依存症の脳をより強固にするとの最近の研究では出てきた


有名な心理学者フロイトが取り入れた精神分析学の概念がある。

「快感原則」
”不快”を避けて”快”を得る

オーストリア心理学者・精神科医
ジークムント・フロイト

私たち人間は
生理的・心理的に快楽を求め
苦痛を避けることを
無意識にしている。
普段日常では無意識でしているので気づかない。

「嫌なことを避けられた」
=”不快”を避ける
「気分がスッキリした」
=”快”を得る

すべての人に「快感原則」は
もれなく当てはまる。

やめたいと言っているギャンブル依存。
心理的・無意識的に
「不快を避けて快を得る」目的・ロジックで
実は、無意識下で自ら選んでギャンブルをしているのだ。


顕在意識ではやめたい。

でも、
無意識では
快感を得たい。
快感をやめたくない。

だから現実がスタック(行き詰まり)して
結果、やめたくてもやめられない現状になる。

無意識下にある避けたい感覚や不快な感情、
これがあるかぎり、
「快感」を選び続ける。
だって気持ちいいから。

心理セラピーでは
行動レベルでの改善方法については
提案しない。
アドバイスも一切しない。
その代わりに「質問」だけをしていく。

前回記事にあったように
”無意識”にフォーカスをして質問をしていく
あなたの無意識だけが答えを知っているから。

質問の仕方やワークは後日、記事にする。
心理セラピストがどのように
質問の対話をしていくか、
下記記事でも紹介しているので参考に↓

あわせて読みたい
【重要】「自分が嫌い」が実は得する心理
【重要】「自分が嫌い」が実は得する心理

静かな空間、あなただけの時間で向き合う。
無意識が反応するような質問をして掘り下げていく。

「何を避けて、何を得ているのか」を見ていく心理セラピー

フロイトの「快感原則」
「不快を避けて快を得る」


行動行動!と意識を外に向けるのではなく、
脳汁が出るほどの大音量のBGMと光の娯楽施設から
一旦離れて座って静寂な時間・空間を持とう。
そして、静かに自分の内側に意識を向けてみて。

ギャンブルにハマる人は
「現状に満足していない、不満を抱えた人が多い」と調査結果が出ている。
不満、ストレス、憂鬱、怒り、イライラ…

無意識に見ないようにして、
あなたは何かを避けている。
何かを考えないようにしている?
考えないことで何を感じないようにしてる?


パチンコ、競馬、スロット
もしやめてしまったら何が起こりそうか?
どんな感覚?イライラ?不安?
静かに感じてみて。

無意識には、あなたが触れたくない
怒りや辛い感情や感覚が眠っている。

心理セラピストは寄り添い、
クライアントの無意識を丁寧に取り扱う。

行動レベルで解消しようとしても
根本解決にはならない。
頭でわかってても行動できなかったり、
仮に法的解決して完済をしても
また、ギャンブル依存に戻ってしまう。
依存症問題はあくまで表層・結果に過ぎない。
”真の問題”を見つけて根本解決すべきだ。

【猫を追うより魚をよけよ】
猫を追い払うよりも魚を取りのぞくほうがよい。
末梢的なことにこだわるのではなく、根本を正すべきだということ。

ギャンブル(猫)ではなく、
真の問題である
無意識・心の傷(魚)を根本解決したほうがいいってことだね。

助手 Norman
助手 Norman

あなたの無意識は疼くのだ。
「衝動」「感覚」は止められない。


衝動は”感覚”であり、無意識の領域である。

感覚を意識的に変えることはできない。
雪山で「寒い!」と自然に出る感覚を
「暑い!」という感覚に変えるなんて
無理な話だ。

無意識(感覚・感覚)は
自分がコントロールできない領域、
自分で気づくことも、変えることもできない。

心的問題が真的問題。

心的問題・心の傷、トラウマ分野を
解決するのは
心の専門家である心理セラピストと
一緒に向き合う。

向き合うべきはパチンコ台ではなく…

金銭問題に関しては
”現実的行動”も必要となる。
今ある借金が大きい場合は、
債務整理の相談を
弁護士や司法書士など法律の専門家にすること。

同時進行で
心理面での解決をしておく必要がある。

自分の心理面を癒さない限り
”目の前の誘惑”に必ず、負けてしまう。


向き合うべきは
パチンコ台ではなく、
あなた自身の心(無意識)である。

2029年には政府が
大阪夢洲でカジノを含む統合型リゾート(IR)開業を目指す。
目の前の誘惑が大きく増えるのだ。

大阪府・市は
カジノ収益の一部をギャンブル依存症対策に充てるとして
依存症対策支援センターを新設するとしているが、
目の前にさらなる誘惑が増えれば
「依存症」は悪化、苦しむ人も増加していくだろう。

「頭でわかっているがやめられない」
”衝動”という名の「無意識」は止められない。
これが依存症である。


国や政府は、
あなたの金銭問題、人生まで保証しない。
彼らの優先事項は経済発展。
あなたを犠牲にして発展を選ぶのだ。

国・政府のせいにしても問題は解決しない。
あなたの問題はあなたの問題。
自己責任である。

この現実を選んだのは、誰?
自分と向き合うときがきた。
ピンチはチャンスだ。

心の問題に比例して
いろんな金銭問題が必ず絡んでくる。
「お金」は心の現代病を映し出す鏡だ。

芸人の粗品さんも
お客さんからの高額なスーパーチャット(寄附金)で
ギャンブルも借金もエスカレート。
借金は億越えしてついに事務所からストップ。
給料は10分の1にされたそうだ。
彼は今「ギャンブルを止めようか」葛藤している。

放っておけば、
必ず最悪な状況に行き着く。
ハッピーエンドはない。

このままいけば、
家族も友人も
信頼、お金、健康、家や居場所、
今ある財産も全て失う、確実に。

ウルフルズの原曲「借金大王」
最後の歌詞のように。
「さっさとしねぇと
金も友達も消えてなくなるぞ」

自分で始めたことだからこそ、
自分でやめると決めることも、

できる。

自分の心(無意識)にさえ向き合えばできる。

自分を変えられるのは自分しかいない。
「あなたはどうしたい?」

実は、このアンサーソング替え歌に
さらなるアンサーソングがあった。
この話はまた別の記事で。

心理セラピーはあなたの目の前にある
「現実問題」の水面下にある
心理的要因を見つけ
心理療法で癒し、現実問題まで根本から解決へ導きます。


「解決したい!」「変わりたい!」という
決意・意志のある
あなたを
心理セラピスト 仙波レイナはサポートします。

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仙波 レイナ | 心理セラピスト
仙波 レイナ | 心理セラピスト
REINA SEMBA | Psychotherapist
度重なる死別を経験して心理セラピーに出合う。行動しても変わらなかった仕事・恋愛・夢・人生が激変。ダイエット12キロ減 | 喪失体験から再生 | ブラック企業からホワイト転職 | クリエイティブ職起業 | LOVE♡JAZZ・AOR・映画・ART・京都 | ウサギと暮らす関西人
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