いじめ・嫌がらせ(職場)
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かわいそう・苦労マウント・不幸自慢に狙われる心理と抜け出し方

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【マウント攻撃】相手から自分が狙われる心理

「なぜ私ばかりがマウントされるの?」

職場やプライベートで、
他人からのマウント行為に悩んでいませんか?
結婚、妊娠、子育て、学歴、就職、昇進…
最近では、「苦労マウント」や「不幸マウント」といった
新たな形のマウントも増えています。

私自身、多くの業界を経験する中で、
さまざまなマウント攻撃に直面してきました。
心理セラピストとして、
多くのクライアントからも、
お局さん、上司のハラスメント
同僚からのマウント行為まで相談を受けています。

「なぜ私がターゲットにされるのか?」
「どうすればこの状況から抜け出せるのか?」

この記事では、マウントを取る人の心理と、
狙われやすい人の深層心理に焦点を当て、具体的な対処法を探っていきます。

マウント行為とは?その種類と現代の傾向

結婚・妊娠・子育てマウントとは?

「うちはもう小学校受験なの」「妊娠中も仕事続けてたから」など、
ライフステージの進行状況を誇示して他人を見下すマウント。
共感ではなく“上から目線”が感じられる発言は、多くの人にストレスを与えます。

学歴・就職・昇進マウントの実態

「どこの大学?」「え、まだ係長なの?」といった学歴や役職を
引き合いに出すマウントも根強いです。
とくに職場では、人間関係の緊張を生みやすく、ハラスメントに発展することもあります。

新たなマウント「苦労マウント」「不幸マウント」「かわいそうマウント」

現代的なマウントとして注目されているのが「苦労マウント」「不幸マウント」。
「私はもっと大変だった」「あなたより苦労している」と、自分の不幸を利用して他人より優位に立とうとするタイプです。

【モモウメ】マウントは気持ちいいからやめられない

私が大好きなYoutubeアニメーションがまさかの実写化!
実写化は大抵大失敗で終わるのに、期待を気持ちよく裏切ってくれた映画。
OLの給湯室での女の戦いから人間心理を説明してくれます。

【モモウメ】マウント攻撃の人間心理。合言葉は「マウンティングマウンテン〜♪」

【マウント心理】なぜ嫌なアイツは人をこき下ろすのか?

人を見下したりバカにする過剰なプライドの高い人が人をこき下ろす。
マーケティングでも使われる人間の行動心理の鉄則。
「人は感情(無意識)が動くから行動する」

人は無意識に「何らかの感情・感覚」を求めて普段気づけません。
旅行会社は「新しい体験」を感じたくなるようなCMを制作して、
コンビニ戦略は「罪悪感を感じさせないけど多幸感は感じられる」
カロリーゼロのスイーツを開発します。
どんな感情・感覚を避けて、どんな感覚を得たいのか?
これはマーケティングでも鉄板の行動心理です。

そしてこの行動心理は
「他人を下げて自分の価値を証明する人たち」にもあてはまります。
モモウメでは人間心理とポイントがセリフにも散りばめられています。
よく観ながら記事を読み進めてください。

マウントを取る人の心理的背景

優越感を求める心理とその根底にあるもの

人を下げて自分の価値を証明する人たち
モモウメの「自分の方が幸せだ証明書」絶妙なセリフですよね!
これは”承認欲求”の異常な強さを表しています。

誰もこの証明書を発行してくれないから
他人を使って満たそうとしてこき下ろします。

人は自分の価値を実感したい生き物です。
しかし自己肯定感が低い人は、他人と比べて「自分のほうが上」と
感じることで一時的な満足を得ようとします。
それがマウントという形で表れます。

幼少期の経験が影響するマウント行為の原因

マウントを繰り返す人の多くは、
幼少期に愛情を十分に受け取れなかった経験を持つことがあります。
親に認められなかった、自分だけ劣等感を抱いて育った、などの記憶が
異常な承認欲求、自己否定感(結果、自己肯定感を下げる)や劣等感に繋がり、
「他人を下げることで自分の価値を保つ」行動につながっていきます。

人をこき下ろす原点は「幼少期の寂しい過去」

人は本来、満たされて充足していれば何も求めなくなり
「安心感」「幸福感」を感じた状態にいる。
私個人の考えとしてはそれが真の「足ることを知る」意味だと考える。
その反対にマウントを取る人たちはどんな人だろうか?

マウントを取る人たちの性質・特徴

  • 空虚感・欠乏感・虚無感を持っている
    (無意識なためこの感覚に気づいていない)
  • 強烈な愛情欠乏感を持っている
    →他人を下にすることで優越感を感じたり無価値観を埋める
  • 優劣・勝ち負けを大事にする(周りはすべて敵で見下している)
    →努力は人を見返す・見下すため
  • 異常なまでのプライドの高さ
    →「誰にも負けない」「アイツと私は違う」などが口癖
    →誰かが褒められたり優遇されると腹を立てる・嫌がらせをする
  • 友達がいない・人が嫌い
    →みんなが敵だから仲良くしたくない

マウントを取る人たちの過去(幼少期)の共通点

  • 兄弟が可愛がられて自分は愛されなかった(搾取子)
    →兄弟へのライバル感・敵視から勝ち負けにこだわる
    →自分が努力すれば親に相手にしてもらえると頑張る
  • 家族でのけ者扱いされたりひとり孤独だった
    →異常な寂しさを埋めるために兄弟を見下して優越感に浸る
  • 親から見下されたりバカにされてきた
    →それが親との共通言語(コミュニケーション)と無意識に認識する
    →兄弟や他人をバカにする


幼少期の家庭環境と現在のパーソナリティは鏡のように見えてきます。
「あなたはありのままで価値がある」
親の無条件の愛の証明(愛着)がなかったために
自分で「自分の方が幸せだ証明書」を発行しないといけなくなった。
自分がこの世に価値ある人間として証明し続けるために…

それをしないと自分の孤独やさみしさ、無価値感を感じてしまう。
無意識が自分に突きつけるからそれを感じたくなくて
やめられない。
やめたくない。

マウントする人たちの証明されたランチがうまく感じるのは
ドーパミンとアドレナリンの達成感だけではない。
終わりのない戦いに勝った優越感と、見下すときの恍惚感。

「人は得たい感情・感覚を感じるために行動する」
モモウメにも出てきたOLたちは
ランチが美味いんではなく、この感覚が美味いんです。
快感なんです。
この感覚が欲しくて目の前に敵を置いて一生戦い続けます、
孤独や無価値観、寂しさを埋めるための証明として。

マウントを取る人の末路と代償

動画の最後のモモウメの会話には
マウントをし続けた人の末路と代償が語られています。

確かに振り返ると今までいろんな業界で見てきた
マウンティング人間たちは
攻撃やそのプライドの強さで社内・コミュニティで孤独になるか、
もしくはマウント攻撃で周りの信頼をなくして、
組織を自ら去っていった人ばかりでした。

マウンティングマウンテンの頂きから自ら転落していきました。

組織で孤立・孤独か、その場を去るか。
幼少期の孤独が大人になって再演されることになります。
ですが、彼らが孤独になるまで待つことは
被害者で居続けることになりよくありません。
放置していればかえってマウントは激しくなります。

残念ながら「マウントする人間」は変えることができません。
彼らは快感でやっています。

抜本的解決策として「自分の深層心理に向き合う」
自分が自分を変えると大きく人間関係と人生は動き出します。
そのためにもマウントされる側の深層心理と
その抜け出し方を学ぶ必要があります。

マウントされるあなたへ贈る心理的解決本

マウント攻撃について徹底的に解説した本を紹介します。
職場に、親子に、兄弟間でもあるたくさんの嫌がらせや攻撃。
マウントはもちろん、既読スルーや無視、可哀想マウントまで
事例もバリエーション豊富。

既読スルー・被害者ポジション・罪悪感で支配
「ずるい攻撃」をする人たち 大鶴和江著(青春出版社)

心理業界では有名で心理セラピストとして20年以上走り抜けてきた
心理系Youtuberでもある心理セラピストの大鶴和江先生の著書です。

マウントに狙われる原点は「幼少期我慢した過去」

自己肯定感の低さがターゲットになる理由

「嫌われたくない」「いい人と思われたい」
そんな思いが強い人ほど、マウントを取る人にとって“都合のいい相手”になります。
反論しない、ニコニコして受け入れる…

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その態度が「マウントしやすい人」として見なされてしまうのです。

過度な共感性が招くマウント被害

共感力が高く、他人の話をよく聞いてあげる人ほど、マウント対象にされがちです。
「この人なら受け止めてくれる」と無意識に思われ、
苦労話や不幸話のマウントが繰り返される原因になります。

過度な共感は「寄り添い疲れ」
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この自己肯定感の低さと過度な共感性はどこからのものなのかを探る必要があります。
それは「幼少期」に隠されています。

【重要】マウント攻撃に狙われる人の深層心理は「幼少期」

なぜ心理的に嫌な人の下に入るような行動をとってしまう人には
共通点があり、それらは幼少期の原体験からつながっています。

マウントに狙われる人の性質・特徴

  • 自己肯定感が低い(=自己否定感が強い)
    自己肯定感は両親が全方位で常に存在自体、欲求や色んな感情を
    受け入れてくれて育つものです。
    日常のご飯・家事などの物理的なお世話ではなく、
    精神的なお世話があって育まれます。
    親があまり構ってなかった、子どもの話を聞かなかった家庭環境では
    自己否定感だけが大きくなっていきます。
    例)両親から罵詈雑言、悪口を吐かれていた
      父親から嫉妬されたり、妬まれてのけ者にされていた
  • 両親のお世話役をしていた
    「愚痴の聞き役」をしていたり、面倒やトラブルを引き受けてきた。
    そればかりで自分の気持ちや感情は後回しになっていた

    これが続くと無条件に両親とは繋がることを覚えず、
    「お世話をすることで見てもらえる、構ってもらえる」と
    ”人のつながり”と勘違いしてしまいます。
    そのため本来、人との関係性は対等であるべきですが、
    「心理的に人の下に潜るような関係性」を無意識に築き
    「御用聞き」のようなお世話役をしてしまいます。
    例)母からの父の悪口や不平不満を聞いてあげていた(愚痴の聞き役)
      父のDVで傷ついてなく母を守っていた
  • 強烈な愛情欠乏感を持っている
    自分を全身全霊で両親が受け入れてくれていないので
    「自分は無条件に愛されない」と子どもは学びます。
    その子どもには「安心感」という温もりや親子の絆・つながりは希薄で
    「無価値観」や「(愛情の)欠乏感」を感じています。
    →大人になり、日常で漠然とした空虚感や寂しさ、退屈感を抱えてしまいます。
    例)親兄弟の世話・面倒ばかりで誰にも聞いてもらえず一人頑張り続けて
      内心は寂しかった

マウントされることで埋めている”感覚”がある

上記のような家庭環境で育った場合、
漠然とした寂しさや強い愛情飢餓感、
なかには孤独感や孤立感を常に抱えている人がいます。
「一人になる恐怖」孤独感やのけものにされる「疎外される恐怖」は
人間誰もが嫌な感覚です。
強すぎると不安や恐怖は視野を狭めて良好な人間関係を選択できません。

心理的に「不幸マウント」「苦労マウント」や自慢を聞いてあげることで
無意識にですが「お世話役」や人の不平不満やゴミみたいな感情を引き受ける
「感情のゴミ収集車」のような役割をしています。
聞き役として人と繋がる癖・コミュニケーションを選んで
そうすることでなかには居場所だったり役割を演じることで
欠乏感や寂しさを無意識に埋める「心理的メリット」があります。
だからすぐには手放せません。

自分は幼少期から抱えている不安・恐怖はどんなものなのか、
辛い感覚や感情を感じないようにどんな「心理的メリット」を持っているか
心理セラピーで解明することができます。

専門家に相談することで得られるサポートとは

心理カウンセリングでの具体的なアプローチ

心理カウンセラーは、あなたが無意識にマウントに反応してしまう深層心理や、
過去の経験との関連を丁寧にひも解いていきます。
問題の本当の原因に気づくことで、
「なぜ私ばかりが…」という悩みから解放されていくプロセスが始まります。

自己理解を深めることで得られる心の安定

「人との関わり方」「生き方」の根本である自分の深層心理を学び、
心理セラピーで根本問題である悲しみや欠乏感を癒していくことが大事です。
そうすると、
「人のお世話をすることで自己肯定感をあげようとする(自己否定感を打ち消す)」ことや
「我慢することで自分の無価値観を埋めること」、
「ここにいていい感覚(居場所のある感覚)を感じる」
これらをしなくて済むようになるからです。
だから「嫌われるのが怖い」など異常に持っている恐怖も薄らぎます。

自分を守る手段を身につけることで、
同じ状況でも心が揺れにくくなります。
これが本当のレジリエンス(心の回復力)です。心の体幹力のようなもの。
「振り回されない自分」になるための土台は、
日常では触れることのできない”無意識”から変えていく必要があります。
相談することは弱さではなく、
“変わりたい”という意志の表れです。

まとめ|自分らしく生きるために

マウントに悩まされる日々から抜け出すには、
相手の問題だけでなく、自分の心に目を向ける必要があります。
「なぜ狙われるのか」を知り、
「どう自分を大事にして守ってあげるか」を学ぶことで、
少しずつ人生は変わっていきます。

もし必要なら、心理のプロと一緒に考えてみませんか?
あなたの心は、もっと自由に、もっと尊重されていいんです。

あなたが自分の人生に集中できるように
心理セラピスト仙波レイナは全力でサポートします。

ではまた次回

まずはオンラインカウンセリングから

ABOUT ME
仙波 レイナ | 心理セラピスト
仙波 レイナ | 心理セラピスト
REINA SEMBA | Psychotherapist
度重なる死別を経験して心理セラピーに出合う。行動しても変わらなかった仕事・恋愛・夢・人生が激変。ダイエット12キロ減 | 喪失体験から再生 | ブラック企業からホワイト転職 | クリエイティブ職起業 | LOVE♡JAZZ・AOR・映画・ART・京都 | ウサギと暮らす関西人
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